2008年03月13日

チーム・バチスタの栄光

   読んでてゾクゾクしてきて、先を読むのがもったいないぐらいの興奮を味わいました。

           チーム・バチスタの栄光


   このミステリーがすごい!大賞受賞作”チーム・バチスタの栄光”  海堂 尊 

   現在は映画も公開中。

   現役の勤務医の方が書かれた小説、
   こういう多才な人を知ると、
   「一体あなたは何になれば気が済むんですか?」と聞きたくなる。
   
   極めて成功率の低い心臓のバチスタ手術、
   しかし連続して成功し完璧な成績を収め続ける桐生チーム、が、術死がたて続けに起こり・・・。
   その原因解明のため、内科医と厚生省の役人が調査に乗り出す。
   というストーリーは語りつくされてるのでさておき、
   読んでる途中で先が気になるのではなく、興奮した気分が終わるのが
   もったいないという状態をひさびさに経験。

   ホントにおもしろいミステリーに出会ったとき味わう気分、
   過去には、宮部みゆきの”火車”、ジョン・ダニングの”死の蔵書”を読んだときなど
   こんな感じになりました。気分いいです!

   で、外科医の桐生医師、映画では吉川晃司らしいが、これ小説のイメージどおり、
   あとキザで嫌味だが切れ者の役人役は、阿部寛、こっちもぴったり、
   でもあんまりピッタリすぎてかえって、本を読んだだけで満足してしまうかも。

   それから、ちょっとトリビア、ワタシは2006年版の「このミステリーがすごい!」
   を持ってるんで、今読み返したら、受賞当時は、タイトルが
   「チーム・バチスタの崩壊」になってました。
   確かに崩壊より栄光とタイトルに入れたほうが、
   しまるし、チーム・バチスタがいかに優秀な集団かというのが伝わってくる。
   タイトルってすごい!・・と。


              チーム・バチスタの栄光

       クリスマスローズ、今年も咲きました。
       確かこの花、クリスマス頃から咲くからこの名前じゃなかったっけ?
 
       でもウチでは毎年卒業式シーズンに咲いてる。
       花がおかしいのか、ネーミングが響きにこだわっただけなのか、悩むところです。
       
   

   
   
   

 
   

   


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Posted by たま at 15:02│Comments(2)本・映画
この記事へのコメント
チームバチスタ、私も読んだのですが、
結局、映画には行けずじまい。
もう犯人がわかっちゃったので、いいか、という
気もするのですが・・・
でも、映画はキャストの設定が違うようなので、
またおもしろいかもしれませんね。
この小説には続編もあるようなので、
こちらも読みたいと思っています。

しかし、ほんと、天は二物も三物も与えるんですよね・・・
Posted by マドレーヌ at 2008年03月14日 09:22
>マドレーヌさん、
映画のほうは、監督がこの間見た
「アヒルと鴨のコインロッカー」と同じだったんで
興味はあったんですが、キャストがはまりすぎてて、
新しい発見にかけるかも・・・と躊躇してしまいました。

強いて言えば、小説は動機のツメが甘い気がしたんで、
映画ではどんな風な結末になっているのかは興味があります。
Posted by たま at 2008年03月14日 10:41
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