2008年03月05日

読まずぎらい。

   パン教室やっててよかったなぁと思うのは、
   目の前で「おいしい~。」と言ってもらえること。

   今日はレーズンブレッドを作ったのですが、
   それまで、レーズン苦手だった生徒さんが、
   「ここで焼いたレーズンブレッドはおいしい。」と喜んで食べてくれました。
   おいしいだけではなく、食わずぎらいまで克服してもらえるなんて、
   教える人間にとっては、とても励みになります。


          +++++++++++++++++++++++++

   ”食わずぎらい”と言う言葉がありますが、
   食にかかわる人間として、自分ではそうならないように気をつけてるつもり。

   しかし、ワタシも”読まずぎらい”は克服できません。
   人におもしろいよと薦められても、なかなか読む気がおきないもの。
   それは、芥川賞受賞作
 
   「凡人にはこの小説のおもしろさは、わからないわよ。」
   と挑戦状をたたきつけられているようで、なんか読みたくない。


           読まずぎらい。


   しかし、図書館に特に読みたい本が見当たらなかったので、借りてきました。
   「パーク・ライフ」      吉田修一

   第127回芥川賞受賞作、一人の男性が仕事の合間に訪れる公園での出来事が
   淡々と描かれてます。そして淡々と終わりました。で、感想・・・・
   やっぱりワタシは凡人だなぁと。


          読まずぎらい。

   こっちは直木賞を以前受賞したことのある奥田英朗の「家日和」(いえびより)
   (ちなみに受賞作は空中ブランコ)

   40代前後の夫婦の人生模様の短編集、こっちはわかりやすい!
   特に3話目の「家においでよ」で、奥さんが別居したあと、
   一人暮らしになった夫の部屋をこそっと見に行ったら、
   夫好みの楽しそうなインテリアに変わってるのを見て、がっかりするという部分。
   ホントは部屋が荒れ放題になってるのを期待してたのに・・・なんて女性の気持ちわかりすぎ。
   どの話もくすっと笑える部分があって、おもしろかった。
 
   2冊読んで思ったこと、やっぱりワタシは、芥川賞より直木賞向きだな・・と。
   
   

   
               
   


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Posted by たま at 19:37│Comments(3)本・映画
この記事へのコメント
私も「家日和」読みました。
ほんと、おもしろかったですよね。
私はこの逆をやりたい。
一人暮らしで生活感のないオシャレなお部屋!
(・・・あ、また爆弾発言しちゃいました?)
Posted by マドレーヌ at 2008年03月06日 13:34
>マドレーヌさん、
わかります、たまにひとり暮らしのころを
思い出します。
自分以外に散らかす人間いませんものね。
Posted by たま at 2008年03月07日 18:15
実はわたくし、一人暮らしをしたことが
ないんです~。
かなり憧れます!
Posted by マドレーヌ at 2008年03月07日 21:08
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