うきうきマルシェ

　 　　 最近、こどもに手がかからなくなり、かなり自分の時間を持てるようになりました。
　　 子育て中は、やはり自分の好きなことはなかなかできず、ストレスもたまりがち。

　　　 そんな日々も過ぎてしまえばあっという間でしたが・・・。
　　
　 　　でも、子育てしてるからこそ楽しめることもあって、私の場合は、
　　 こども時代に自分もタイムスリップできること。



　　　　　裁縫セットの進化に驚いたり、
　　　　（私たちの時代は、プラスチックケースで、
　　　　女の子は扇、男の子は鼓の柄が定番。）

　　　　　さんすうセットのかぞえ棒が、
　　　　　今の時代入ってないのは、
　　　　　きっと親が名前書くの大変だからだろうなぁと
　　　　　妙なことを考えたりします。



　　　　　 そして、本屋に行って児童書のコーナーにいると、なつかしい話がたくさん。
　　　　ポプラ文庫なんてこどもがいなかったら、絶対手に取ることはなかっただろうし。

　　　　 その挙句、こどもが本を選んでる間に、立ち読みした私が夢中になって、
　　　　 買わせた本がコレ。




　　　　”イワンのばか”

　　　　　　タイトルだけが強烈で、私も内容は
　　　　　　まったく覚えて いなかったけど、
　　　　　　こんなにおもしろい話だったとは。
　　　　　　しかもトルストイ作。





　　　　　　　イワンは、自他ともに認めるばか（どちらかと言えば、ばか正直の意味）
　　　　　　なのですが、悪魔にこらしめられようと、兄弟に裏切られようと、賢い人間に
　　　　　　そそのかされようと、素直に一生懸命生きます。

　　　　　　 そして最後に幸せな人生を送るのですが、まじめに人間生きてれば、幸せになれる
　　　　　　ということを説教くさくなく教えてくれる話です。こどもも大人も楽しめます。


　　　　　　実家には、私がこどもの時読んでいた本が、結構残ってて、
　　　　　　いまはこどもたちが読んでいます。
　　　　　　放送禁止用語みたいな言葉も出てきてびっくりするけど、
　　　　　　総じて昔の本のほうが大人っぽい。
　　　　　　今のは、挿絵もマンガチックなものが多いですね。

　　　　　　　私たちが小さいときのほうが、こどもももっと大人として扱われていたのかも。